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モーツアルトヴァイオリンソナタ

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バイオリンのために書かれた曲ですがフルートの良いレパートリーになります!

ヴァイオリンソナタ21番 ホ短調K.304                        W.A.モーツアルト (1756~1791)

1778年頃の作品です。明るい曲想の多いモーツアルトの作品の中では、数少ない短調の劇的な作品です。マンハイムで作曲し始め、パリで完成しました。マンハイムでは職につけず、恋愛関係にあったロイジア・ウェーバーとの恋も終わりました。その後パリに行きましたが、そこでも思い通りにはいきませんでした。さらに母の死を予感しつつ異郷の地で孤独を味わっていたことから、この劇的なホ短調の作品は生まれたのではないかと言われています。優雅で、優しい悲しみを持っています。この曲を演奏していると、私はモーツアルトとお母さんが会話をしているように感じます。そしてモーツアルトが母の死を予感していたからか、曲の中に「光」を感じます。それは、2楽章のピアノの間奏の部分です。

このソナタの独自性についてアインシュタインは以下のように言っています。

「ホ短調はモーツァルトにとって非常に珍しい。短調でありながら抒情的で、天上的な光を感じる。この作品は、まことに彼の創造の奇蹟の一つである。 感情の最も深い奥底から取り出された音楽である。」

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