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フルートの発表会で緊張しないで上手く吹くための練習方法

たくさん練習してるのに本番になると緊張して上手く吹けない、という経験はありませんか?緊張して吹けなくなるには理由があります。30年以上、小学生から80歳代の方まで、たくさんの生徒さんのレッスンをしてきた私がその理由と、発表会で上手く吹けるようになる練習方法について解説いたします。

目次

とにかくフルートは腹式呼吸で吹く!

腹式呼吸のとき、お腹の「横隔膜」という筋肉が上下します。人は横隔膜を動かすと緊張が取れていく、という性質があります。息を吸ったときに、肩が上がり胸が膨らむ胸呼吸でフルートを吹いている方は、必ず腹式呼吸に変えましょう。それから、腹式呼吸で吹くと身体がリラックスするので口の力も抜け、音も綺麗になっていきます。肩にも力が入らなくなるので、指もスムーズに動くようになります。とにかく、腹式呼吸は良いことだらけです!腹式呼吸の仕方は、息を吸った時、お腹を膨らませ、吐くときにお腹を凹ませます。

日頃の練習の仕方を見直そう!

「腹式呼吸」で吹くということは、皆さんが思っている以上に大変重要なことです。腹式呼吸で吹いているかを、毎日確認して、腹式呼吸の練習をしましょう。ロングトーン、音階練習、タンギング、練習曲等、どんな練習も腹式呼吸で吹いていなければ、上達につながっていきません。

緊張しなくなっていく練習の仕方

まず毎日、呼吸だけで腹式呼吸の練習をします。息を吸ってお腹を膨らませ、息を吐いてお腹を凹ませます。何度か行った後にお腹の筋肉を動かす練習をします。その後、中音域の出しやすい音で腹式呼吸を確認しながら短めに吹きます。口に力が入りやすい高音や低音では練習しないようにして下さい。以上の練習を必ず、練習の最初、中間に入れて下さい。特に発表会が近づくにつれて曲の練習が多くなってくると思いますが、一度に長い時間練習しないようにしましょう。練習するときは、必ず最初と中間に腹式呼吸の練習を入れるようにしていきます。お腹の筋肉が段々強くなって、呼吸が安定して、音も良くなっていきます。1日に何度かに分けて練習すると、より効果的です。

発表会当日、気をつける事

発表会当日は緊張していると思いますので、まず練習前に深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、それから腹式呼吸の練習をしましょう。何度か行うと落ち着いてくると思います。軽くお腹の筋肉を動かす練習をして、中音域の出しやすい音で腹式呼吸を確認しながら吹きます。発表会で演奏する曲を何度も吹きたくなると思いますが、1、2度吹いたらやめて、後はゆっくり腹式呼吸をしたり、中低音の出しやすい音を腹式呼吸で吹くぐらいにして、吹きすぎないようにしましょう。直前に吹きすぎると口に力が入って、綺麗に音が出にくくなります。自分の出番の前は特に、ゆったりと腹式呼吸をして待ちましょう!

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